おたる桜いぶしベーコンセット 
700g
《焼ベーコン》

  • 5,400円(税400円)
小樽近郊の桜のチップでじっくりと燻製した手作りベーコンです。
「生ベーコン」または「焼ベーコン」をお選びいただけます。
こちらは「焼ベーコン」のセットになります。
・230g前後の小分けの生ベーコン3個入り 合計700gです。


「焼ベーコンのお召し上がり方」
生ベーコンをオーブンでじっくり焼き上げてあります。
加熱の必要はありませんので、温める程度に焼いてお召し上がりください。

ポトフやスープに使う際は、最後に余熱で温めるだけで十分です。

旅日記 1988年 イギリス

「イギリスで美味しい食事を望むならば、朝食を一日3回食べるとよい!」
(ウィリアム・サマセット・モーム)

 十代の頃、サマセット・モームに衝撃を受け のめり込んでいた。
「雨」「赤毛」「月と6ペンス」「人間の絆」と読み進むうち、エッセイ集に上記のせりふが出ていた。(そんなに美味しいなら、いっぺんイギリスで朝食を食べてみたいものだ)と。
 当時、函館元町の石畳をハンチングをかぶったカール・レイモンのお爺さんが、時折散歩していた。将来、まさか彼の様にベーコンを作り、イギリスをレンタカーで走り回るなどとは、空想不能。ただの腹を空かせた16歳は、1日に朝食を3回食べるモームの喩えが変に脳にこびり付いていたのだった。

 初めてイギリスで朝食を食べたのは、1988年 30歳を過ぎて会社を辞め、家族3人で数ヶ月ヨーロッパをふらふらしていた。その最終地がロンドンだった。

 パリの旅行代理店で一番安いロンドン行きの航空券を購入した。それはプロペラ機で、ごく低空をフラフラ大きく揺れながら飛ぶこと1時間。到着した飛行場は、スタンステッドという、聞いたこともない空港だった。ロンドン市内までのバスは大渋滞。2時間近くかかってヴィクトリア・ステーションに着いた。道民に馴染みのあるファミリーレストランと同名の駅に吹き出しそうになったが、よく考えたら元祖。ロンドン中心の駅の予習もしていない無知の旅人だった。

 ホテルお決まりの朝食は、三角形の薄く焼いたトーストにトマト煮込みの豆、塩っぱいソーセージに目玉焼き。給仕の男性が「ベーコンかキッパーのチョイスを。」というので「ベーコンで」と返事をすると「ベリーかバックか選べ」という(だからベーコンでと言ってるでしょう)と、喉まで出かかったが(もしかしてベーコンの種類か?)「僕はベリー(バラ肉)で、妻はバック(ロース)を。」
朝食を注文するのに脇に汗をかく。

「毎日、毎日、山盛りのグリンピースとフライドボテトが必ず付いてるんです」涙声で、僕たちに訴えるのは、日本から仕事で来ている男性二人組。日曜日は下宿の食事が休みで、ロンドンに来るのだという。モームが言うところの朝食以外は、毎日毎日ほぼ同じ料理だそうで「今日は何かな?」という楽しみが無いのだという。同じ職場のイギリス人は、昼食は毎日同じサンドイッチ。何種類もメニューにあるのに同じものを選ぶのだそう。カルチャーショックは身近にある。

ぼくたちがもうすぐ日本に帰るというと、とてもうらやましそうだった。
別れ際「日本に帰ったら、『天皇陛下によろしく』と、伝えてください」こう伝言をいいつかった。このとき、昭和天皇の様態が悪化していた。ヨーロッパのニュースでも、深刻な状態が毎日のように流れていた。

 こうして、ロンドンからパリに戻るのだが、なんの疑いもせずにヒースロー空港にタ方到着した。その晩パリに引き返し、翌日日本に帰る便に乗らなければならない。したがって、時間の余裕は、全くなかった。そして空港のロビーに行くと、我らの乗る時刻に、エールフランスのパリ行きがない。変だなあと、搭乗窓口に行くと、「このチケットの飛行場はここではない」といわれた。3文字イニシャルの見間違いだった。沈黙した。
どうあがいても、その空港にたどり着くことが出来ない。

 このままだと日本に戻れないかも…、1歳の子供の手を引いて途方に暮れている私に、エールフランスの女性職員は、「もうしちゃだめよ!」といって、パリ行きの搭乗券を発行してくれた。まるっきり、子供をしかるような言い方だった。このとき、わが子の手を引いていなかったら、どうなっていたことやら。ひとまず、めでたし、めでたし。

 その後も、何度もイギリスを訪ねるのだが、そんなに言われるほどまずい料理を口にした経験がない。これは、長いこと住んでいないからかもしれない。そして、どうしても中華料理やインド料理の方が魅力的で、つい、タ食はエスニックに足が向いてしまうからでもある。だから、イギリスの朝食しか私の記憶に残らないのだった。

































原材料名 豚肉(ブラジル)、食塩、砂糖/甘味料(トレハロース)、発色剤(亜硝酸Na)
主な原材料の原産地 ブラジル
内容量 700g
保存方法 焼ベーコン:要冷凍(-18℃以下) 
賞味期限 製造後240日(発送時点で賞味期限を30日以上残して発送いたします)


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